なぜ今、プロンプトの先へ
AIの使い方は、この数年で「1回の指示をうまく書く」ことから、「AIを組み合わせた仕組みを設計する」ことへと広がってきました。新しい言葉が出てきても、それまでのやり方が要らなくなるわけではありません。前の段階を土台にして、次の段階が積み重なっていきます。
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2020〜2022年
プロンプトエンジニアリング
AIへの指示文を、1回ごとに工夫する技術です。GPT-3の頃に注目され、2022年11月にChatGPTが公開されると、誰もが使うものになりました。
前提
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2023〜2024年
RAG・ツール呼び出し・MCP
AIが外部の資料を調べたり、道具を使ったりできるようにする段階です。2023年にはAIからプログラムの機能を呼び出せるようになり、2024年11月にはAnthropicが、外部の道具とつなぐための共通規格「MCP」を公開しました。
Day1・Day2
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2025年6月ごろ〜
コンテキストエンジニアリング
指示文だけでなく、AIに渡す情報全体を設計する考え方です。何を渡し、何を渡さないかによって、AIの仕事の出来が大きく変わります。
Day2
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2025〜2026年
ハーネスエンジニアリング
AIが働く環境を整える考え方です。使ってよい道具、触ってよい範囲、ガードレール、作業の記録や元に戻す手段を用意して、AIが安心して働ける職場をつくります。Day1で揃えた部品は、ここで組み合わせて使います。
Day3
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2026年6月ごろ〜
ループエンジニアリング
1体のAIが「実行する→確かめる→直す」を繰り返す流れを設計します。どこで止めるか、どこで人に引き継ぐかも、あらかじめ決めておきます。
Day3
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2026年7月ごろ〜
グラフエンジニアリング
複数のAIやプログラム、人の承認を、フローチャートのようにつなぐ設計です。1体のAIのループを1つの部品(ノード)として扱い、役割分担や承認の流れを組み立てます。自分で考えた自動化を、チームの力に変える段階です。
Day4
時期は、それぞれの言葉が広まった頃の目安です。ハーネス・ループ・グラフはここ1〜2年で使われ始めた言葉で、人によって意味に幅があります。参考:
Graph Engineering in the Era of LLM Agents (arXiv)、
電通総研 ループとグラフの比較、
AIエンジニアリング5種の違い
開催スケジュール
Day1・Day2で部品と文脈を揃え、Day3で1体のエージェントを回し、Day4で複数のAIと人をつなぐ仕組みを作ります。毎回、前回の成果物を拡張します。会場は参加人数(会場/オンライン)を見て決めるため、変わる場合があります。
- Day1部品
- Day2文脈
- Day3エージェント
- Day4自動化
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部品を揃えよう
Day1 / 11/29(日)
13:00-15:00
東京校3F(仮) + オンライン
ゴール雛形を使って、5つの部品が自分のPCに揃う
まずは部品を揃えるだけ。AIに守らせる約束事、作業の手順書、自動で走るチェック、外部サービスとの接続、危ない操作を止めるガードレール。雛形をコピーして、自分用に少し直すところまでやります。
- AGENTS.md
- Rules
- Skills
- Hooks
- MCP
- ガードレール
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文脈を集めよう
Day2 / 12/27(日)
13:00-15:00
会場調整中 + オンライン
ゴール自分の情報をMDで整え、AIが迷わず参照できる
AIの出来は、渡す情報で決まります。個人で使うならMDファイルで十分。何を渡し、何を渡さないかを決めて整えます。
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特化エージェントを作ろう
Day3 / 1月以降
日時・会場 未定
ゴール1業務のエージェントが最後まで動く
Day1の部品で作業環境(ハーネス)を組み、1つの業務に絞ったエージェントを作ります。実行して、確かめて、直すループで最後まで回します。「どうなったら完了か」を先に決めるのがコツです。
- agent
- ハーネス
- ループ
- サブエージェント
- 完了の定義
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自動化の仕組みを設計しよう
Day4 / 1月以降
日時・会場 未定
ゴール自分で設計した自動化を、チームで使える形で1つ完成させる
調べる、作る、確かめる、承認する。役割ごとのAIと人の確認を流れ図のようにつなぎ、どこで分岐し、どこで人が承認するかを設計します。
こんな人へ
- AIを使っているが、プロンプト入力しかしていない人
- 自分でワークフローを組み込めるようになりたい人
- 同じ説明をAIに何度もしていて、うんざりしている人
持ち物と事前準備
- パソコン(各自持参)
- 使いたいAIサービスのアカウント
- 「自分が育てるAI」を1つ決めておく
よくある質問
どのAIを使えばいいですか?
ChatGPT・Claude・Geminiなど、普段使っているもので構いません。考え方はどのAIでも共通です。事前に「自分が育てるAI」を1つ決めておいてください。
AIに勝手なことをされませんか?
Day1でガードレールを最初に置きます。削除や外部への送信は人が確認してから、AIに渡す権限は必要な分だけ、という形で、間違えても被害が小さく済むようにします。
グラフエンジニアリングって何ですか?
複数のAI、プログラム、人の承認を「ノード」、その間の受け渡しを「エッジ」として、仕事の流れ図のように設計することです。2026年夏ごろから使われ始めた新しい言葉で、ナレッジグラフのことではありません。1体のAIの繰り返し(ループ)が、グラフの中の1つのノードになります。
プログラミングの経験は必要ですか?
必須ではありません。雛形と手順書を用意するので、ゼロから書く必要はありません。完成しなくても持ち帰って続きができます。
オンラインでも手を動かせますか?
はい。会場とオンラインのハイブリッドで、オンラインでも同じ実践ワークを行います。
途中の回だけ参加できますか?
積み上げ式なので、通しての参加がおすすめです。欠席した回は、配布する雛形と手順書で追いつけるようにします。
会場はどこですか?
参加人数(会場/オンライン)を見て決めます。出欠の登録にご協力ください。
Day1・Day2の出欠を
会場の手配のため、会場参加は○、オンライン参加は△、欠席は×で登録してください。
調整さんで出欠を登録する
この勉強会は受講生有志による非公式の企画です。学校・講師とは関係ありません。GTKはプロジェクトコードです。